BFD
タイイングデスクの引き出しの中に、「尺BOX」というフライボックスがある。その名の通り、見事尺を釣り上げたフライを殿堂入りとして保存してあるボックス。ちなみにシーバスフライは別にあって、こっちはサイズにかかわらず釣れたら殿堂入り(笑)
で、内訳は、と見てみると、1位はヒゲナガパターン。これは腕と言うよりは粘りと執念の結果と言えるわけで、幾分恥ずかしさも混じる。
2位はエルクヘアカディス。これはもうたとえダンを食っているのを目撃してもとりあえず投げるのはエルク(笑)みたいなことが長かったので当然といえば当然。しかもこれで意外とよく釣れたのよ。その卓越した投射性の賜物かと。やっぱり思ったところに入れるのがまず第一。その証左がこの結果と思われます。しかしこれで竹田のライズなんて入れれば釣れるなんて感じでなめてかかる結果になってしまったわけですが・・・。
3位は飛ばして4位はCDCダン。これは岩井さんの影響ですね。メイフライというとほとんどこれでなんとかしちゃうもんね。それを見ていると信念針と言いますか何と言いますか、とりあえず投げ倒していればそのうち間違いで釣れちゃうこともあるわけでして。それに素直にダンを食っているようなライズじゃないと対応できなかったというのがありますな。
で、そのCDCダンを急追し、ついには超えてしまったのがバックファイヤーダン(BFD)。よくよく考えてみると、ここ数年素直にダンを食っているライズってあまり見かけない気がするわけですよ。いつもライズは正体不明。それを推理していくのがおもしろいわけですが、竹田でこの時期雨とか雪と言えば、僕の経験上コカゲロウのイマージャー系を食っていることが多い。わかってはいても、フローティングニンフなのかスペントなのか、はたまたスティルボーンなのかと右往左往するわけで、拙いドリフトは棚にあげてあーでもない、こーでもないと苦心惨憺するわけであります。こうしたときにそれぞれのパターンを準備してはいるものの、根がものぐさな僕にはBFDというのが非常に都合がいい。そのままでもよく釣れるんですが、それでダメとなればウィングを広げてスペントにしてみたり、それでもダメならさらにウィングを撚って羽化し損ねのダンを模してみたり、と、何かと使い勝手が良いわけです。よく見えるし。類似のパターンとして杉坂研治氏のスルーウィングパターンもあるけれど、基本形(これの破壊力はこっちの方が上のような気がするけど)からの変形が難しいのでフライを変えずにいろいろ試せるBFDの方が僕は好き。まぁ、やっとそういうシチュエーションにも対応できるようになってきたというのがホントのところなんでしょうね。そういう意味では僕にとって「ちょっとは上達したかな?」と自己満足できる数字なわけです。
で、本日は雨。BFDの出番を予感しながら出撃。昼前にポイントに到着すると、すでにライズが始まっていた。しかも今日はクルージングじゃなくて流れに定位してくれてる。チャンス!
ライズはいくつかあって、まずは一番下流のライズからチェック。ハッチは?
経験則の通り、こいつが流れているのが見えるけど、ライズはこれを無視。じゃ、まずは先週実績のあったクリップルから。で、緩い流心にフライを乗せるとあっさりヒット。25cmくらい。雨が激しかったので写真はパス。
一つ上流のライズ。これはちょっと手強くてフライをいくつか回してフローティングニンフでヒット。が、ヒット直後のジャンプのあと、グリグリグリと動かれてフックアウト。あれま。
気を取り直して次のライズ。ライズは流心の向こう側。まずは・・・ということでBFDをスペント気味に調整してセット。数投目でスポッとフライが消えた。ヒット!
うわ、でかっ!!!
またもや縦横無尽に走られる。どうせ大したのは釣れないだろうとたかをくくってネットを小さいのに替えたことを思い出した。とりあえずフッキングが気になる。ティペットは8X。歯にこすれたらやばいかも? 途中で多少強引に顔を浮かせる。上あごにかかってるのが見えた。これなら安心。ちょっと余裕。
「楽しい~ッ!!!」
思わず嬌声ががあがった。無事にネットイン。長さもあるけどこりゃ太い。
G-cupクラス? 長さは33cm。
考えていたことが正しかったかどうか、どうしても確かめたくてストマックを見てみた。
ドンピシャ。
銀ピカ。
滅多にないことなのでもうちょっと威張らせて(笑)
これでポイントかき回しちゃったのでライズは停止。しばらく様子を見ているとF君がやってきた。久しぶりだったのでいろいろ話をしているとボツボツとライズ復活。
F君にやってもらうけど散発で狙いが絞り込めず。F君は別のを探しに旅に出た。それからしばらくしてもうちょっとライズが活発になってきたので再度チャレンジ。
う~ん、しかし食わない。
流しきってドラグがかかったところでヒット。なんか違うぞ。
釣れてきたのはこいつ。
あら、お久しぶり(笑)
これで再度かき回しちゃったのでライズは完全に沈黙。かなり満腹になったのでこれで終了とした。
私信>みんなへ
あそこ、もう1匹良いのがいます。僕が見たところ↑と同等もしくはそれ以上。狙ってみて。クルージングに合わせちゃダメよ。
で、内訳は、と見てみると、1位はヒゲナガパターン。これは腕と言うよりは粘りと執念の結果と言えるわけで、幾分恥ずかしさも混じる。
2位はエルクヘアカディス。これはもうたとえダンを食っているのを目撃してもとりあえず投げるのはエルク(笑)みたいなことが長かったので当然といえば当然。しかもこれで意外とよく釣れたのよ。その卓越した投射性の賜物かと。やっぱり思ったところに入れるのがまず第一。その証左がこの結果と思われます。しかしこれで竹田のライズなんて入れれば釣れるなんて感じでなめてかかる結果になってしまったわけですが・・・。
3位は飛ばして4位はCDCダン。これは岩井さんの影響ですね。メイフライというとほとんどこれでなんとかしちゃうもんね。それを見ていると信念針と言いますか何と言いますか、とりあえず投げ倒していればそのうち間違いで釣れちゃうこともあるわけでして。それに素直にダンを食っているようなライズじゃないと対応できなかったというのがありますな。
で、そのCDCダンを急追し、ついには超えてしまったのがバックファイヤーダン(BFD)。よくよく考えてみると、ここ数年素直にダンを食っているライズってあまり見かけない気がするわけですよ。いつもライズは正体不明。それを推理していくのがおもしろいわけですが、竹田でこの時期雨とか雪と言えば、僕の経験上コカゲロウのイマージャー系を食っていることが多い。わかってはいても、フローティングニンフなのかスペントなのか、はたまたスティルボーンなのかと右往左往するわけで、拙いドリフトは棚にあげてあーでもない、こーでもないと苦心惨憺するわけであります。こうしたときにそれぞれのパターンを準備してはいるものの、根がものぐさな僕にはBFDというのが非常に都合がいい。そのままでもよく釣れるんですが、それでダメとなればウィングを広げてスペントにしてみたり、それでもダメならさらにウィングを撚って羽化し損ねのダンを模してみたり、と、何かと使い勝手が良いわけです。よく見えるし。類似のパターンとして杉坂研治氏のスルーウィングパターンもあるけれど、基本形(これの破壊力はこっちの方が上のような気がするけど)からの変形が難しいのでフライを変えずにいろいろ試せるBFDの方が僕は好き。まぁ、やっとそういうシチュエーションにも対応できるようになってきたというのがホントのところなんでしょうね。そういう意味では僕にとって「ちょっとは上達したかな?」と自己満足できる数字なわけです。
で、本日は雨。BFDの出番を予感しながら出撃。昼前にポイントに到着すると、すでにライズが始まっていた。しかも今日はクルージングじゃなくて流れに定位してくれてる。チャンス!
ライズはいくつかあって、まずは一番下流のライズからチェック。ハッチは?
経験則の通り、こいつが流れているのが見えるけど、ライズはこれを無視。じゃ、まずは先週実績のあったクリップルから。で、緩い流心にフライを乗せるとあっさりヒット。25cmくらい。雨が激しかったので写真はパス。
一つ上流のライズ。これはちょっと手強くてフライをいくつか回してフローティングニンフでヒット。が、ヒット直後のジャンプのあと、グリグリグリと動かれてフックアウト。あれま。
気を取り直して次のライズ。ライズは流心の向こう側。まずは・・・ということでBFDをスペント気味に調整してセット。数投目でスポッとフライが消えた。ヒット!
うわ、でかっ!!!
またもや縦横無尽に走られる。どうせ大したのは釣れないだろうとたかをくくってネットを小さいのに替えたことを思い出した。とりあえずフッキングが気になる。ティペットは8X。歯にこすれたらやばいかも? 途中で多少強引に顔を浮かせる。上あごにかかってるのが見えた。これなら安心。ちょっと余裕。
「楽しい~ッ!!!」
思わず嬌声ががあがった。無事にネットイン。長さもあるけどこりゃ太い。
G-cupクラス? 長さは33cm。
考えていたことが正しかったかどうか、どうしても確かめたくてストマックを見てみた。
銀ピカ。
滅多にないことなのでもうちょっと威張らせて(笑)
これでポイントかき回しちゃったのでライズは停止。しばらく様子を見ているとF君がやってきた。久しぶりだったのでいろいろ話をしているとボツボツとライズ復活。
F君にやってもらうけど散発で狙いが絞り込めず。F君は別のを探しに旅に出た。それからしばらくしてもうちょっとライズが活発になってきたので再度チャレンジ。
う~ん、しかし食わない。
流しきってドラグがかかったところでヒット。なんか違うぞ。
釣れてきたのはこいつ。
これで再度かき回しちゃったのでライズは完全に沈黙。かなり満腹になったのでこれで終了とした。
私信>みんなへ
あそこ、もう1匹良いのがいます。僕が見たところ↑と同等もしくはそれ以上。狙ってみて。クルージングに合わせちゃダメよ。
by rionpapa
| 2007-03-10 21:35
| Fresh