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Radical Angler's Talk

シンペン

昨夜は送別会があって終わってから興が乗ってしまったので歩いて家まで帰ったらものすごく疲れて釣りに行く気がしなくなった。だけど何かに追い立てられるようにとりあえず出撃してしまった(笑) 10投ほどして義理は果たした(誰に?)とそそくさと撤収。もちろん何にも起きませんでした。

相変わらずマイブームはラパラのリップレスとワインドの両極端。特にリップレスの方はほとんどシーバス始めた頃からボックスには入っていたけどこれほどの頻度で使ったことはない。この威力に今頃気づくのはそもそも遅いわけですが(^^; 最近では当たり前になったシンキングペンシルの元祖と言っても良いのだと思う。途中ちょっとブランクがあった後に再開した時、ワンダーに大はまりしてからシンキングペンシルははずせない。新しいのが出るたびにとりあえずは買ってみた。さすがにここ数ヶ月は飽きた(笑) さて、僕はいったい何種類のシンキングペンシルを持っているのでしょうか? 一軍ボックスに入っているのはワンダー、ブルースコード、ヨレヨレ他8種類ほど。

先日昼間に手持ちのシンキングペンシルを昼間に投げ倒してアクションを比較しながら確かめてみた。ラパラのリップレスが爆発した時、当然他のシンペンではどうなんだろうと試しては見たんだけど、その破壊力は遠く及ばなかった。ラパラvsその他の構図になってしまっていたのである。彼我の差はいったいどこに?

やってみればすぐにわかる話はラパラが最もおとなしい、というか、尻振りアクションはともかく「もがかない」のである。平たく言えばヒラを打たない。ローリングしない。その他あまたのシンキングペンシルが程度の差こそあれ体中をクネクネさせながら悩ましげに尻振りダンスを踊るのに対し、ラパラだけは「気を付け」したまま尻だけ振っているような(笑) 何となくやっぱりCDの系譜なんだよなぁと納得させられるものがある。あとは微妙な差だけど同じリトリーブスピードなら泳層が一番浅いかな? ってことくらい。他は程度の差であって「ラパラが一番◎◎」ってのはなかったように思う。

あれほどの歴然とした差はいわゆる「絶妙なバランス」的なものではなく「一番◎◎」っていうのがファクターになると思うんだよね。僕はルアーをチョイスする場合、それも釣れなくてジタバタする場合には極端から極端へ振ってしまうことが多い。例えばサイズとか動きとかタナとか。で、何か関係しそうなファクターが見つかったらそれを徐々に狭めてベストな条件を探っていくという作業に移っていく。これをやるには考えられるパラメータを振れるだけのルアーのストックが必要になるのはもちろんだが、それぞれのルアーの特性を抑えておくことが必須になる。それほど厳密にできているわけではないけれど、それでもここ数年は夜の実釣よりも昼間のテストの方がキャスト数は多いと断言できる。経験と共にパラメータは増えていく。一方「これは関係ない」と言い切れるパラメータもないために、ルアーの数はどんどん増える。もちろん両極端特性のルアーだけでは不安なので中庸のレンジのルアーも相当数入る。かくして僕のタックルバッグはどんどん重くなっていき、最近はバッグをしょったままで釣りをしていると肩と腰がまず悲鳴を上げる(^^;;; 実際に釣れることよりもそうやって試していることの方が楽しいんだから仕方ない。はっきり言って効率は悪い。それなりのルアーを使っている方が間違いはないのである。でもそこには「釣った」という気分(勘違いかもしれないけど)が確実に存在する。
by rionpapa | 2005-07-23 09:30 | Salt