Radical Angler's Talk

Slow Life

なんか最近釣れるとか釣れないとかあんまり関係なくなっちゃって、ただ水辺で竿を振ってれば幸せな気分になってしまう。

そんな僕が最近はまっているのは釣りそのものではなくてキャスティングなのである。

大体僕は実生活においては短期決戦型の一極集中スタイルでよく言えば瞬発力で勝負、悪く言えば持久力が全くなくて長続きしない。自分で言うのもなんだけど比較的何をやっても飲み込みが早くてあるレベルまではあまり苦労せずにいけてしまうのである。で、壁にぶち当たって飽きる。

それが釣りになると要するにセンスがないんだろうね。なかなかうまくならない。ちょっとサボるとすぐに元通り。それでも長い目で見ると行きつ戻りつしながら少しずつは上達しているようで、今年は間違いなく今までで一番うまくなったと実感している。といってもたかがしれているわけだけど。暇ができると近くの河原でキャスティングの練習をする。ほんの5分だったり2時間だったり。今のこだわりは飛距離でも正確さでもなく、ループそのもの。とにかく小さなモーションで細くて美しいループを作りたいのだ。努力の甲斐あってまぁまぁましになってはきたんだけど、目指す頂は遙かかなた。僕が実際に目にした中で、一番すごかったのはやっぱり田代さんのループである。細い、スラックがどこにもない。キャスティングフォームがコンパクトでどこにも力が入っていない、そして、ループがとにもかくにも美しい・・・。

あんなループを川面に滑らせたい。そう思いながらためつすがめつするわけだけど、我流の悲しさ、なかなか思うように僕のループは美しい軌跡を描いてはくれないのである。うまくいかない。でも、それがおもしろい。

やたらとあわただしく過ぎていく最近の時間の中で、この時間だけがゆっくりと流れている気がする。それだけでは生きていけないかもしれないけれど、そんな時間がたまにあるのは幸せなことだと思う。
by rionpapa | 2005-04-16 00:50 | Fresh