Radical Angler's Talk

おかえり

そろそろシーバスが帰ってくる頃じゃないだろうか?
というわけで、海に近い下流域に出撃してみた。

はっきり言ってこの時期の釣りは苦手である。なんといっても寒いし、そろそろ渓流の方が気になって夜なべモードに入るため、出撃回数が極端に減るのだ。従って経験もない。引き出しの数も少ない。それでも少ない経験から感じることは、ものすごく活性の高い個体とものすごく低い個体の両極端に分かれている様な気がするって事。一発で食ってくる時もあれば、同じ場所を僕にしてはしつこすぎる位何度も流してやっと出てくる時もある。前者の時は楽で良いけど後者の場合はかなりつらい。ひょっとしたらいないんじゃないかという疑心暗鬼との戦いになる。気持ち的にはルアーを魚の口元に流し込むイメージで、(あくまでも感じとしては)10cmきざみでコースを変えるような釣りをする。多分、僕がやるシーバス釣りの中では一番細かい釣りになる。

推論するに、産卵が終わってある程度体力を回復した個体はさらにしっかりと回復すべく荒食いモードにはいるけど、まだまだ活発にベイトを追えない個体もいるんじゃないか? はっきりと比べたわけではないのだが、粘って粘ってようやく出したうれしい魚は期待に反してガリガリにやせた個体が多い(気がする)。

で、この日。細かい釣りを強いられた。「いないかも?」という気持ちと戦いながら微妙にコースを変えながら絨毯爆撃状にルアーを流す。粘ること約1時間。久しぶりの感触。サイズは70cmに満たない位だったけど、彼/彼女(余談だが、僕はいまだにシーバスの雌雄の見分け方を知らない)がここまでたどり着いた旅の過程を思わずにはいられない。
「おかえり」
口の中でつぶやいてリリース。川をあとにした。
by rionpapa | 2005-01-13 20:19 | Salt